~風の彼方~
美しいものが好き。自然と身体にいいことを模索・実践中です
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芸術の秋…
秋になって、催事が多くなってきました。

是非行きたいもの(備忘)
・神戸ファッション美術館の超絶刺繍
・MIHO Museumの秋季特別展「若冲ワンダーランド」
「吉田紘三と手織り100人展」
 (私も一応参加しています。10/23~25於市原亀之助商店)
・京都文化博物館の志村ふくみと門下生による 小ぐら会織物展 ≪染織≫
・陶芸の森の別展 没後50年 北大路魯山人
・神戸市立博物館の美しきアジアの玉手箱

文楽や能も。。。

アダン
一村
また週末がやってきます♪

先の日曜は「田中一村展」に友人と行ってきたのでした。

到着して展示を見た後、13時30分からの「田中一村の世界」という講演も拝聴しました。会場にない絵もスライドを使っての説明があり、いろいろ唸るところ多く、やはりこうした展示は解説を聞いて見ると見ないでは大違いだと思いました。

今回は、個人所蔵作品に焦点を絞ったという謳い文句どおり、初公開のもの、新発見のものなど珍しいものが沢山出されていたようです。漠然と奄美の作品を想像していくと期待と違うのかもしれませんが、天稟に恵まれたとはいえ南画の筆致や篆刻など、わずか8歳から描いているものとは思えないものばかり(米邨時代)で驚嘆します。

父、稲村がちょっと手を入れたのが悔しくてその部分が引きちぎられた菊の色紙も間近に見、初公開の黒梅長巻に惚れ惚れし、ポスターにも印刷されている「トラツグミのいる秋色図」や「ニンドウにオナガ」に好みの色彩を見、四季花譜図の精緻な画に花の名前を思い出し、日傘に描かれた花草の可憐さに微笑み、と時間を忘れますが、中でもやはりエンマ大王への土産と言われた2点のうちの一つ「アダンの木」には本当に圧倒されました。構図やアダンは勿論ですが、寄せるさざ波、浜辺を埋める小石の群れがとてもこの世のもののように思えないほど美しく(プラチナを使っていると講演者の方はおっしゃっていました)、飽きずに眺めておりました。個人蔵ということで、田中一村記念美術館でも複製を展示してあると知り、講演の中では、もう一つの土産の「クワズイモとソテツ」は行方がわからないと仰っていたことを思うとこの機会が稀なことを実感します。講演の内容も含めて、大変有意義な一日となりました。

講演会は先着60名だった(実際は100人以上いたように思う)のですが、何故か奄美黒糖焼酎「奄美の社」を頂けて、こちらも予期せぬ嬉しい出来事でした。瓶のラベルが一村のアカショウビンだったからでしょうか。町田酒造(里の曙)さん、太っ腹です。

帰りに無理を承知でポスターが頂けるかどうか受付に訪ねたのですが、快く譲って下さいました。写真はそのポスターと焼酎です。

帰って早速友人に教えてもらった「アダンの画帖 田中一村伝」を読むと、何故一村手製の木魚や帯留があったのか、観音図がいつ描かれたのか、軍鶏が描かれた状況などがわかり、これらを踏まえてもう一度見てみたい欲求にかられました。24日までです。
備忘録
少し前から、芸術の秋と称して、いろいろ出かけているのですが…。

奈良県立万葉文化館の「山口華楊と晨鳥社の今」山口華楊の画三点(うち一点は来年の年賀状「草」に使われています)に圧倒されました。晨鳥社の方の作品は「河馬」さんが印象に残ってます。次回の「田中一村展」にも行きたいと思っています。

10/5京都ベジタリアンフェスティバルは、酵素玄米のカレーやおはぎが美味しくて、並んでいる屋台も目新しくて面白うございました。あいにくのお天気(雨)が残念でした。

京都国立近代美術館「生活と芸術ーアーツ&クラフツ展」は少し絞り切れていない印象でした。数年前に兵庫陶芸美術館で行なわれた「バーナード・リーチ展」と比べてしまったからかもしれません。

大阪市立美術館「佐伯祐三展」時系列の作品は見応えたっぷりでした。死の直前の絵はふっきれた感、精神の不均衡の予兆とが交錯するようでいて、初期の作品と比べて明るい気がしたのですが、共感して下さる方はいらっしゃるでしょうか。もう一つ、彼のパリの絵は、額によってその魅力が一層引き立つように思えたことが新鮮でした。

朝日放送新社屋のリバーデッキ(ここで、坂田利夫師匠とメッセンジャーの相原さん見ました)、ほたるまち、ブリーゼブリーゼ この界隈は変化著しいですね。個人的には途中、「出入橋きんつば屋」のきんつばが気に入りました♪(結局食い気に走っちまう^^)
ブリーゼブリーゼは平日でも人が多くって、至る所行列がorz ハービスエントに入るとほっとします。

カンテ・グランデで『チャラカの食卓――二千年前のインド料理』(伊藤武先生著)出版記念講座 濃くて面白い内容に充実した一時。お料理も美味しゅうございました。

絹糸の染め初体験などもありましたが、それはまた後日に。
ちりとてちん収録セット見学
昨日は、春らしい穏やかな一日でした。
「ちりとてちん」収録セット公開最終日でしたので、思い切って出かけてきました。
14時半にNHK大阪放送局に到着すると、長蛇の列。

最後尾の看板を持った係の人によると、1時間10分待ちとのことでしたが、人はスムーズに流れていっていましたし、折角だからと並んで待つことにしました。暖かくて助かりました。

30分ほどで、1階アトリウムに入ることができ、ぐるぐる螺旋状に並んだ人を隔ててセットを覗くことができます。セットは思ったより小さく、意外な気がしましたが、少し待つとこだわりの品々を目の前に沢山見ることができました。

徒然亭の紋であるヒグラシをあしらった襖


徒然亭草若の落語集(草若落語全集とあります)


他にも、草々(曹操)の名にちなんで、「三国志」がさりげなく置いてあったり、欄間や釘隠に扇子が使われていたり。

『寝床』のメニューには、「嫁の焼きもち150.-」などというのもありました(笑)ここで半年撮影していたのかと不思議な気がするくらい、こじんまりしたセットでした。TVを通すと大きく見えるのかもしれません。そう言えば、「チャングム」の舞台も実際の2割縮小版だったように聞いた気がします。今回のセット公開というのは、今までにないことだったようなので、記念になりました。一通り見てNHKを出たのが15時半。1時間のミニツァーでした。
インカ マヤ アステカ展

グレゴリオ暦の12月、師走。世の中は何となく慌ただしく、今年一年の纏めに入ろうとする季節に入った。

「時間を本当に認識できるのだろうか。」
マヤ暦に興味があって、展覧会に行ってきた。
凝った頭飾の人物や絵文字の入った石板や、翡翠の仮面、はにわに似た土器、装身具、頭蓋やミイラなど、この文明の遺品200点超はそれぞれに珍しくインパクトのあるものだったが、特にアステカの260暦(トナルポワリ)の構造は、「宇宙の暦は13ヵ月」の中の13と20の歯車の噛み合わせ図表が記憶に新しかったため、「太陽の紋章」にあたる20種類の記号が独特で面白かった。猿犬ウサギなどの動物から雨風花などの自然のもの、ナイフや家などが数字の1から13との組合せで260作られている。マヤでも同じ構造が用いられていたとあった。(これがツォルキンですね)
四柱推命で用いられる万年暦も10干12支の組合せで出来ており、その文字を読み解くことによっていろいろなことを推察するのだが、マヤの暦は長期暦と短期暦を組み合わせて使われており、直線的時間の概念、時空を超えた時間の概念を併せ持つという点にその特徴があったようだ。誕生日をマヤ暦のkin番号に変換することによって鑑定(?)もなされている。

暦の変遷については、内田勝郎氏の「四柱推命術の原理と暦」に詳しいが、規則性といった観点から見れば、万年暦やマヤ暦はグレゴリオ暦よりもはるかに美しい。その織りなすもの、含蓄や宇宙の広がりを感じる事ができれば、もっと日々の暮らしや人生を豊かにできると、上記の本に書かれていることは共感できる。時間というものが視覚を通してしか実感できないのであれば、これらの絵文字からイメージを膨らませるというアプローチの仕方も有りだと思う。

他に興味深かったことは

神話についての話:太陽の創造についてアステカ族に伝わる神話では「(前略)ふたつの太陽が登ってしまい、神々は天に向かってウサギを投げつけ、片方の太陽から光を奪った。これが月である。」にあるように、月とウサギの関連。

マヤの人々が空間をどう表現していたかを記した書には、「世界は東西南北4つの方角に隅をもち、東には赤、北には白、西には黒、南には黄色の、セイバという木が立っていた。」また、「国の中央に緑色のセイバを植えた」とあるように、東西南北の4つの隅と中心で空間を捉えていたこと。四柱推命では、東(木)は青、北(水)は黒、西(金)は白、南(火)は赤で(土)は中央で黄としていたこととの繋がりを感じたこと。

余談だが、マヤ文字についても売店に並んでいた「マヤ文字解読辞典」が面白そうだった。
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