~風の彼方~
美しいものが好き。自然と身体にいいことを模索・実践中です
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北大路魯山人展
先日行って参りました。
開催期間中に2度しか予定されていないギャラリートーク(学芸員による展示解説、事前には知らなかった)にちょうどの時間に到着することができ、とてもラッキーでした。一時間ほど、学芸員の方による、主要な展示物前での説明は、わかりやすく、その作品の生まれた状況など、今まで風聞のみでぼんやりとしか把握していなかった魯山人の人となりに少し近づけた気になりました。2回目は11月22日です。おすすめです。
陶器は、意匠を凝らした作品ではあってもお料理あってのものという位置付けがよりはっきりするよう、「懐石辻留」さんのお料理をのせて撮った写真が飾られていました。その道の方は、魯山人の器には、「ここに盛りなさい」という暗号のようなものが感じられるのだそうです。私には難しすぎるのですが、波文蓋付煮物椀は、なるほど辻留さんのお料理の写真を見ると得心がいきます。お料理が本当に映えています。空腹で行くと辛いかも。鮑型の大鉢も圧巻ですし、一閑張日月椀は似たようなものは見た事がありますが、燻した色合いなど、実物はやはり素敵でした。変わったところでは、陶器のビールカップ、でも底が硝子のもの、など。

斬新なデザインでは、草文の鉢、糸巻平向付、白菜画沙羅などが好きでしたし、火鉢は欲しくなりました。

魯山人の多才さと、激しさは解説の端々に出てきましたが、妥協しない人生には争いも致し方ない面があるのかもと、少しく納得できるような作品群です。
中途半端なものよりは、と「備前焼きの上に銀彩の器」なんて、伝統を重んじる方々には許し難い手法でしょう。比較すれば、私はやはり備前焼きそのものの方が好きですが、魯山人による、仕上げの一筆あるいは一削りによって、表情がこうも変わるのかということでは、はっとさせられる作品が多いと思います。

陶器のみならず、看板、陶印、石印、絵画、漆器などいろいろな作品、星岡茶寮の資料など今までと違った魯山人が見られると思います。
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