~風の彼方~
美しいものが好き。自然と身体にいいことを模索・実践中です
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「茶道・武術・舞踊-身体性の教育を探る」に行ってきました。

神戸女学院の講堂で行なわれたシンポジウムに行ってきた。
武者小路千家の若宗匠、千宗屋さんの基調講演「伝統の身体性ー茶の湯」の後に、千さんと神戸女学院の教授3名を含めた4名で、パネルディスカションを行なうというもの。
武者小路千家には、少なからず、ご縁(勝手にそう思っているだけですが)があり、東京在住時に、千宗屋さんの叔母さまの、後藤加寿子さんの料理教室に通ったことがある。(転勤のため、1年待ちでやっと入れたにも拘らず、数ヶ月しか通えなかった(涙))
ということで、日頃茶道に縁のない私も、若宗匠がどういう話をし、その後どういう展開になるのか興味津々で、大学に向かう。
神戸女学院は一昨年オープンキャンパスで訪れた時(内田先生のご尊顔を拝した最初であった)にも感じたことだが、自然が溢れ、かつヴォーリズ氏設計の瀟酒な建物を堪能できる、極めて恵まれた環境の中にある大学である。
開始20分ほど前に到着も、すでに会場は半分以上が埋まっていた。演奏されていたパイプオルガンの音色が美しかった。
千さんの講演は「型」や意味、もてなしの心などが初心の私にもわかりやすく、あっという間に一時間が過ぎた。
その後のパネルディスカッションは、予想のつかない展開と合間には笑いも起こるなど、和やかな会だった。甲野先生の論も拝聴できたし、島崎先生はとても剽軽な方だった。しかしながら後半存在感を醸し出されていたのは千さんで、お若いのにその茫洋とした人柄と語り口に引き込まれた。世襲制について論じられているときに、伝統の内面化ー長い伝統をもった人の方がより自由であるという言が出されたが、まさにそれを体現されているような方のように思えた。
「型も器であると思った方がよい。器によってより自由な動きができる。本来は自由なもの、人間のものである以上、人によっていろいろな解釈があり、時代とともに新たな解釈が生まれる。言葉によって決して解かれない謎を謎としてパスしていくというその過程」という茶道の伝承のあり方が心に残った。言葉を尽くすほどにこぼれ落ちるものがある、というのは、占いの教室で漠然と感じていたことだっただけに、今回のシンポジウムはその深淵の入り口に立たせてもらった気がした。
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