~風の彼方~
美しいものが好き。自然と身体にいいことを模索・実践中です
201704<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201706
女子大
日頃伺っている内田樹の研究室の「リーダーシップは涵養できるか?」についてちょっと思ったこと。

先日伺った神戸女学院大学の新制大学認可60周年記念シンポジウムの挨拶で、学長は、1948年に新学制として大学として最初に発足したのは、女子大では5校(神戸女学院大学、聖心女子大学、津田塾大学、東京女子大学、日本女子大学)で、うち関西では神戸女学院大学のみだったという話に触れられていました(お茶の水女子大学と奈良女子大学は1949年)。神戸女学院大学はその意味でも女子大の存在意義について発言力は大なのかもしれないとは思います。

上記ブログから抜粋ー『ある新聞からの電話取材で「女子大の存在意義」について訊かれる。東京でお茶の水女子大、奈良女子大、津田塾、東京女子大、日本女子大の五大学の学長を集めて、女子大の存在意義についてのシンポジウムが先般あったそうで、それについてコメントを、ということである。シンポジウムで学長さんたちはどういう結論になったんですかとお訊ねする。
女子大の存在意義は、「女子だけを集めると、男子に依存しない、リーダーシップのある女性を教育することができる」というのが合意点でした、と記者さんは言う。』

ほんとにその結論で締めくくられたんだろうか?、でも職業教育を当初の旨とした母校ならそういう結論を先導することは有り得るとも思い、同時に、きっと内田先生は否定なさるだろう、と思ったのですが、そのとおりの運びでした。

私が何故女子大に行ったかと問われれば、1)母がそうだったから半分は推奨(強制)で、2)大学が花の東京にあって近くに親戚がいたから、3)自分の成績と評価(見栄)の落ち着きどころを探したらそうなった、ので、男女共学じゃなきゃ嫌だというのがなかったからに過ぎません。

そう言えば、一昨年初めて神戸女学院大学のオープンキャンパスに伺うことになったきっかけは、内田先生の講演「僕が女子大を薦める理由」でした。その折は、核心に触れる話はなく、拍子抜けして大学を後にした覚えがあります。ずっとその問いが続いていることで、改めて女子大学を読んでみたりしましたが、私は今、女子大は単に大学の一形態だと思うので、特別視する意味を感じていません。

女子だけと思って迎えた入学式では、部活の勧誘に近隣の男子学生がうろうろしていて、共学と変わらないじゃないと思いましたし、授業は女子大であれ共学であれ変わらない内容だった(生え抜きの教授は圧倒的に多かったですが)ことを考えれば、感慨はないです。強いて言えば、あらゆることの役割分担を目にして、共学に比べて女性の多方面の可能性と順応力を見れたことが一番の収穫かもしれません。

藤女子大に行った人から聞いたのは、講師が北大から沢山来ていて、授業がとても面白かったということでした。彼女はその後、東京の某私立大学(共学)に進学するのですが、授業がつまらないとこぼしていました。女子大が創立されるに至った経緯と理念は忘れてはなりませんが、その存在が魅力的であるかどうかは、画一的なものに非ずではないでしょうか。
コメント
この記事へのコメント
ほっとしました
文中でご紹介いただいた内田先生の記事を読み、
何だか安心した自分がいます。
女子大とリーダーシップ云々の話、実は別のところで耳にしていて
一口に言い表すことの出来ないような違和感を感じていたんです…
内田先生の仰ったこともそうですが、
後は何だか「男VS女」の諍いの元になるような考えかただなぁ、とか。

女子大、ワタクシは事情で通えなかったのですが(ここでは理由割愛)
少なくとも女性の学問に対しては理解がありそうなのは羨ましいな、と思います。
私事で恐縮ですが、ゼミ参加の第一日目に
「自分のゼミでは基本女子は取らないようにしている。
ゼミの雰囲気がだらけるからだ云々。」等と言われて
「え、じゃあ私の存在って一体…。」となった記憶があったりなかったり。

何か発言すると「おい、また○女史の発言じゃないか、
お前ら(他のゼミ生、全員男)もちゃんと発言しろ!」と言われたり。


女性にも男性にもそれぞれのよい点があり、別に対立するべき存在でも概念でもない気がするんですけれどもね、個人的には(*ノノ)


対立・敵対を煽るより、それぞれの存在や主張(主に不平不満)をむやみに強調するより、
それぞれの間にあるものをいかに心地よいものにするか、
そういうことに心を砕くことに教育の目を向けていけたらいいのに、と思った次第です。

人がPCひとつ使うにしても、指には指の、目には目の、脳には脳の役割、そして連携があるように。

仲良きことは美しきかなv
2008/08/22(金) 15:29:46 | URL | chilime #-[ 編集]
内田先生のブログは
日頃思っていることが簡明直截に表されていて胸がすくので好きなんです。ほんとに頭のいい方だなぁと思います(それはブログにお邪魔するもう一人の方に対してもいつも思っています^.-☆)逆に、フェミニズムの先鋒でいらしたue野map子さん(エヘへ)の最新の著作が本屋の目につくところにあるのを見ては、どうしてこの人の巧言がもてはやされるのだろうと不思議に思ったり。。。
chilimeさんが遭遇なさったゼミの教授は、拝読した当時はけしからん人だ><と思ったものですが、今は優秀で美しい方を目にして嫉妬の意味で言われていたのだろうと納得しています。そこにも女子大→リーダーシップ図式同様の陳腐で画一的な刷り込みがある気がします。
女子大は、女性の学問に対して理解があるのは確かなのですが、その機会を生かすことができる人がどれだけいるかというのはまた別問題のように思います。すぐに手に入れられるものには結局弊害も伴いますね。
主義主張の強調よりも共存に主眼を置くということ、同感です。


2008/08/23(土) 00:52:31 | URL | 雪 #-[ 編集]
コメントを投稿する

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.