~風の彼方~
美しいものが好き。自然と身体にいいことを模索・実践中です
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第25回高階重紀とその弟子たち展
河野美術館で開催中の第25回高階重紀とその弟子たち展に行ってきました。
今年が最後になるそうです。家人が幼少時に絵を習った先生。姑から、高階先生の一筆で絵がガラッと変わる、と聞いていたのです。

無料で拝見するには勿体なく、ちょうど来館時に居らしたお身内の方から、写真を撮ってもいいとおっしゃっていただいて、高階氏の薔薇、あじさいを撮らせていただきました。こんなに素晴らしい方が今治で教えてくださった事実と、そのお弟子さんたちの素敵な作品に感慨深いものがあります。

私は稲田博子氏の抽象画をカフェマグノリアさんで知って以来、密かなファンなのですが、この展示会にも3点出展なさっていらっしゃいました。有元容子さんの鞍瀬の頭、小原詔子さんの船の絵、桑名正子さんのエスパスが素敵でした。

一緒に行った友人は、実は高階先生に教えていただいていたことを思い出していました(笑)。素晴らしい先生に教えていただくことができた友人家人が羨ましく、素晴らしい絵とはどういうものか、ということを教えていただいたFinal Exhibitionでした。13日まで。
あかがねミュージアム
ほぼ2年前にできたあかがねミュージアム、近藤勝也展に行ってきました。

美術館行ったのって愛媛帰ってきてから初めてかもしれません。

どんな人か知らずに行きましたが、絵がうまかった(⇦当たり前の感想ですみません)幼少時の絵も展示されていましたが、色使いが卓越してました。なんだかほんわかしてるんだけど、ものすごい量の描き込みをなさっているんだなと、やっぱり才能があっても努力も必要なんだなと改めて教えていただきました。

ミュージアム自体もちょっと変わってます。小さい石を積み上げて金網で固定してるのは初めて見たかも。新居浜といえば銅山、住友、住友といえば日建設計。日建設計のものも久しぶりに見たよ。

そしてお昼はコゴマフキンさんでインド料理、そこでは、たるみ製菓さんのケーキも初でいただいて、幸せな1日でございました。
片岡球子展
織りの教室の大好きな先輩に誘って頂いて、香雪美術館に行って参りました。

絵に添えられた解説が丁寧だったのですが、先輩が教えて下さった見方は、まず一通り絵を見て回った後に、解説を読みながらもう一度見直すこと。全部で31点の展示は、気軽に、そしてじっくり見るのにちょうどいい感じでした。

カラフルな色使い、大胆な画面構成、「面構シリーズ」はユニークさで秀逸。何より元気を頂けますよv
晩年になるほどにシンプルでデフォルメも入った絵は、熊谷守一さんを少し思い出しました。
パワーを貰いたい方、シャキっとしたい方にお薦めです。
私は引越前の鬱屈感が晴れました。今日からがんばろっ♪
北大路魯山人展
先日行って参りました。
開催期間中に2度しか予定されていないギャラリートーク(学芸員による展示解説、事前には知らなかった)にちょうどの時間に到着することができ、とてもラッキーでした。一時間ほど、学芸員の方による、主要な展示物前での説明は、わかりやすく、その作品の生まれた状況など、今まで風聞のみでぼんやりとしか把握していなかった魯山人の人となりに少し近づけた気になりました。2回目は11月22日です。おすすめです。
陶器は、意匠を凝らした作品ではあってもお料理あってのものという位置付けがよりはっきりするよう、「懐石辻留」さんのお料理をのせて撮った写真が飾られていました。その道の方は、魯山人の器には、「ここに盛りなさい」という暗号のようなものが感じられるのだそうです。私には難しすぎるのですが、波文蓋付煮物椀は、なるほど辻留さんのお料理の写真を見ると得心がいきます。お料理が本当に映えています。空腹で行くと辛いかも。鮑型の大鉢も圧巻ですし、一閑張日月椀は似たようなものは見た事がありますが、燻した色合いなど、実物はやはり素敵でした。変わったところでは、陶器のビールカップ、でも底が硝子のもの、など。

斬新なデザインでは、草文の鉢、糸巻平向付、白菜画沙羅などが好きでしたし、火鉢は欲しくなりました。

魯山人の多才さと、激しさは解説の端々に出てきましたが、妥協しない人生には争いも致し方ない面があるのかもと、少しく納得できるような作品群です。
中途半端なものよりは、と「備前焼きの上に銀彩の器」なんて、伝統を重んじる方々には許し難い手法でしょう。比較すれば、私はやはり備前焼きそのものの方が好きですが、魯山人による、仕上げの一筆あるいは一削りによって、表情がこうも変わるのかということでは、はっとさせられる作品が多いと思います。

陶器のみならず、看板、陶印、石印、絵画、漆器などいろいろな作品、星岡茶寮の資料など今までと違った魯山人が見られると思います。
MIHO MUSEUM
昨日はいいお天気で行楽日和でしたね。
「若冲ワンダーランド」を目指して、少し遅めの10時半に家を出ると、高速に上がってすぐ渋滞情報を見ることになりました。連休の中日はさすがに混んでいます。

途中の大津サービスエリア「叶匠寿庵」のレストランで昼食を。琵琶湖は空気が澄んで見晴らしがよく、すぐ近くに比叡山の緑が見られました。残念ながら、連休中「おばんざい御膳」は休止で、かき揚げうどんを頂きました。お出しは効いていたのですが、揚げ物は日頃食べつけないせいか、かなり胃にこたえました。油の質によるのかもしれません。。。

すっかり前置きが長くなりましたが、、、

草津田上まで走り、そこから降りて、下の道を走ること20分ほどで入り口に到着。が、駐車場の空き待ちに30分以上並んで、14時過ぎに駐車場に落ち着きました。通常は1時間半ほどの行程が倍以上です。

美術館までも結構歩きます。レセプション棟から美術館までは6、7人乗りの小さいバス(?)が往復していました。山の中なので、空気がヒンヤリします。木々の葉も少し色づき始めていました。紅葉も美しいだろうと思います。

I.M.ペイ氏の設計は、美術館もですが、そこに至るまでのトンネル、吊り橋がとても美しくて周りの自然に溶け込んでいます。家人によると「お金がかかっているけれど、無駄がない」そうで、感嘆しきりです。

若冲展自体は9月1日から12月13日までの期間中、6期にわたって部分的に入れ替えながらの展示ですので、思っていたほど作品は見られませんでしたが、相国寺の「若冲展」やプライスコレクションで見ていないものが殆どで、新鮮でした。いつものように斬新、遊び心満載で、パンフレットになっている「象と鯨図屏風」などはどう見ても漫画なのですが、可愛くて飽きずに眺めてしまいます。構成(対象の切り取り方)も面白い。隣で見ていた方が、「旭日松鶴図」を見ながら、「2羽の鶴が何故こういう風に描かれるかな。どっちの足だかわからない」と言っているのに思わず微笑んでしまいました。プライスコレクションで見た「鳥獣花木図屏風」も見られます。こちらは最初のインパクトが薄れて、「またお目にかかれましたね~」。まだまだ見たいものもあるので、期間中にもう一度行けたらいいなと思っています。

もう一つの秋季特別展「オクサスのほとりより -東西文明の架け橋・古代中央アジア」も見応えありました。17時までの開館時間は30分延長されたため、ゆっくり回って、若冲展は二回見ることもできました。

この展示は大勢の人が訪れているようです。喫茶室は、休憩で夕方行った時には、サンドイッチもケーキもあんみつも無く、そして私たちが出る頃には、最後の白玉あずきも無くなっていました。休日に行かれる時はお早めに!

17時半に駐車場を後にする頃には夜の帷が下りはじめて、秋を感じさせます。別世界の半日でした。
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